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「トリコ…」 「ん? ……ココ、どうした? 何か様子が変だぞ?」 「……とりこ…」 「眼が潤んでいて、やけに色っぽいな……愛の告白なら喜んで聞いてやるぜ 」 「………とりこのとりこ(虜)」 ………………は? 「にわのわにはわにがらのがららわに」 「……もしや、自家中毒による幻覚症状か?」 「こんにゃくをこんにゃくしゃ(婚約者)とこんにゃ(今夜)くう」 「こ…これは、かなり重症だ……おい、ココ!」 「ふとんがふっとんだ!」 「しっかりしろっ! ココォー!!」 ……しっかりしろ、私。 |
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眼が覚めたら、白い獣耳と白くて大きな丸い尻尾が付いていた。 「ココ! どうしたんだ、その姿!! 身体まで、ちみっこくなっちまって!」 「わからないココ〜………ココッ?」 「……なんか知らんが…めちゃめちゃ可愛いな、お前」 ひょいと片手で持ち上げれば、ふわふわした尻尾同様、小さくなった身体全てがふにふにと柔らかい。 「すっげえ美味そう……」 「トリコ離せココ! 涎の雨が降って来るココ〜!」 「ココ、食ってイイか?」 「ちょっ…! お前『食う』って、どっちの意味でも冗談じゃないココーっっ!!」 ココ違い。 |
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ボクの手を取り、指を甘噛みしながら、トリコが掬い上げるように視線を向ける。 鈍い光を凝らした、肉食獣のような瞳。 「本当に、食っちまいたいな」 「毒に当たるぞ」 「いっそ、俺無しじゃ居られない身体にしてやろうか?」 ギラついた瞳に、品の無い陳腐な台詞。 どくり…と、ボクの中の毒が鎌首を擡げた。 「ならば、トリコ……お前も…」 ボクもきっと、トリコと同じ眼をしている。 「ボク以外では、勃たない身体にしてやろうか?」 臨む所だ…と、壮絶な笑みが返された。 時折顔を覗かせる、凶暴な独占欲。 只のラブラブバカップル。 |